入江聖菜選手
見事、金メダルを獲得しましたね!
とにかくスゴイ偉業を成し遂げてくれました!
“ボクシング女子初のオリンピック出場”
“そこでなんと金メダル”
“鳥取県発の金メダル”
これで引退??という声も聞こえていますが、まだまだこれからなので、日本女子ボクシング界を盛り上げてくれたらうれしいですね。
2012年のロンドンオリンピックから追加された女子ボクシングで、日本人出場第1号となったのが入江聖菜になります。
2012年、南海キャンディーズのしずちゃんがロンドンオリンピック出場を目指して猛特訓していたのを覚えてますか?
もう9年前のことなんですね。。
残念ながらしずちゃんは出場できませんでしたが、その魂を受け継いで悲願の女子オリンピック出場“第1号”を手に入れた入江聖菜とはどんな選手なのか?気になっているかたは多いのではないでしょうか?
ボクシングを始めたきっかけや、戦歴、プロフィールなど、入江聖奈の貴重な情報を紹介していきたいと思います。
入江聖奈がボクシングを始めたきっかけは?
入江聖菜が小学2年生の時、お母さんである(マミさん)が好きなマンガ『がんばれ元気』を読んでボクシングに興味を持ったそうです。
『がんばれ元気』ってみなさん知ってますか?

5歳の女の子が読むマンガではないですが、、、
『がんばれ元気』を見て、見よう見まねでパンチの練習をしていたそうで、ボクシングを習いたいとご両親に打ち明けました。
お母さんは、娘の顔に傷がつくことを心配していましたが、お父さんは喜んで送り迎えをしてくれたそうです。
入江聖奈の小学生時代は
ボクシングジムは、米子市の「シュガーナックルボクシングジム」で、パンチの基礎を徹底的に学んでいきましたが、始めのうちは毎日基礎ばかりで全然おもしろくなく、やめようと思っていたそうです。

マンガ『がんばれ元気』のように、どんどん上手になって強い敵を倒したかったのに、基礎ばかりの練習でイメージと違ったんでしょうね。
その思いが通じたのか、会長に“スパーリングやってみる?”と誘われ、実際に相手と対戦することでボクシングの楽しさにのめり込んで行きました。

基礎は大事ですが、やっぱり実践が楽しいですよね!
でも女の子で殴り合いをしたいというのは、特別なハートを持った女の子だったんですね!
小学5年生のころから、東京オリンピック招致活動が本格化し、「オリンピックに出たい」という思いが芽生えていきます。
入江聖奈は、小学校の頃から運動神経抜群で、市のマラソン大会ではぶっちぎりで優勝していたそうですね。
オリンピック代表「三上紗也可」と幼馴染って本当?
人選手として過去最高の5位入賞を果たし、Tokyo 2020(東京五輪)の日本代表に内定した。高校卒業後、一時は米子ダイビングクラブで競技一本の生活を送っていたが、2020年4月に日本体育大学に進学。二足のわらじを履きながらオリンピックでの成功を見据える。
2019年の世界選手権の女子3メートル板飛込で日本人選手として過去最高の5位に入賞し、東京オリンピック代表に選ばれた三上紗也可選手とは、なんと小中学校の同級生になります。
三上紗也可選手は小学生の頃から地元ではちょっとした有名人で、入江聖奈とは同じクラスになったことはなかったそうですが、お互いスポーツ万能で意識し合っていたそうです。
男子も女子も、小学校の時って運動神経がいい子がヒーローでしたから、2人ともクラスの人気者だったんでしょうね!
入江聖奈のプロフィール
以前からカエルが好きというのは取り上げられていましたが、東京オリンピックでその少し変わった趣味が話題になりましたね。
「カエル探しの旅をしたい」というぐらいなので、本当に好きなんですね(^^♪
名前 | 入江 聖奈(いりえ せな) |
生年月日 | 2000年10月9日 20歳 |
階級 | フェザー級(54~57Kg) |
身長 | 164cm |
出身地 | 鳥取県米子市 |
学歴 | 義方小学校-市立後藤ケ丘中学校-米子西高校-日本体育大学 |
好きのもの | カエル カエルの飼育やカエルグッズの収集 |
好きな曲 | ハム太郎のテーマソング |
好きな食べ物 | ミニトマト |
苦手な食べ物 | つぶあん |
入江聖奈の中学生時代は
中学校では陸上部に所属し、全国中学駅伝に出場するなど、陸上においても才能あふれる活発な女の子でした。
もっとも陸上はボクシングのための体づくりの一環だったみたいで、練習の時にマスクを着装して心肺機能を強化させていたそうです。
すべてはボクシングで勝つため!
中学生以下の全日本アンダージュニアボクシング大会で3連覇、アンダージュニアボクシング王座決定戦も連覇するなど、圧倒的な強さで敵なし。日本代表合宿にも参加し、14歳のころには地元新聞に取り上げられ、将来の夢は「オリンピックで金メダルを取る」と自分の進むべき道をはっきりと掲げていました。
入江聖奈の戦歴がすごい!
2012年 | 全日本アンダージュニアボクシング大会 優勝 |
2013年 | 全日本アンダージュニアボクシング大会 優勝 |
2014年 | 全日本アンダージュニアボクシング大会 優勝 |
アンダージュニアボクシング王座決定戦 優勝 | |
2015年 | アンダージュニアボクシング王座決定戦 優勝 |
2016年 | 全日本女子ボクシング選手権ジュニアの部 優勝 |
2017年 | 全日本女子ボクシング選手権ジュニアの部 優勝 |
2018年 | 全日本女子ボクシング選手権シニアの部 優勝 |
2018年 | 世界ユース選手権 銅メダル |
2019年 | 世界選手権 ベスト8 |
2020年 | アジアオセアニア予選 銀メダル |
入江聖奈の高校時代は
敵なしの強さを誇っていた入江聖奈ですが、高校1年生の時、初めての挫折を味わうことになります。
優勝候補として出場したインターハイで、当時、高校2年生だった並木月海(フライ級東京五輪代表)に0-3の判定負けしてしまい、公式戦初黒星となってしまいました。
負けなしで突き進んできた入江聖奈にとって大ショックだったと思いますが、この悔しさをバネに奮起し、その後の大会では優勝連覇を成し遂げるなど、ハートも強いことがわかりますね。
入江聖奈は階級を変更し、並木月海とは、東京五輪代表同士、仲良しで、練習や食事を一緒にとるなど互いを刺激し合っています。

今では仲良しな2人ですが、リング上での並木月海は「鬼」に見えたそうです。。
高校3年生の時には、全日本女子選手権シニア(大学生・社会人)で初優勝し、日本アマチュアボクシング界のトップに躍り出ました。
シュガーナックルボクシングジムには高校を卒業するまでの10年間通い、毎日男子選手を相手に練習してきたお陰で、女子選手と対戦する時には“気が楽に感じた”そうです。
入江聖奈の大学生時代は
日本体育大学に進学した決め手は、医療面でのサポート体制が充実している点と、一番は、ボクシング場がすごくきれいなこと。また、小・中・高とボクシングをしている仲間が周りに少なかったので、女子がいる環境でボクシングができるところが良かったそうです。
試合前や練習中に、よく『ハム太郎のテーマソング』を聞いてテンションを上げているそうです。メロディーがアップテンポで、ボクシングのテンポによく合うんだとか。

ボクシングという過酷な練習環境の中で、ハム太郎の曲を流してくれる練習場の雰囲気の良さが伺えますね。
小・中学校の同級生である東京五輪代表 三上紗也可(女子3メートル板飛び込み)も日本体育大学に進学し、『まさか大学まで一緒だなんて』と、運命を感じながら、お互いよき相談相手になっているみたいです。
東京オリンピックでの結果は?
47都道府県でオリンピック金メダルを獲得した選手がいないのは、“鳥取”と“沖縄”だけでしたが、そんな汚名も今大会で振り払ってくれましたね。
決勝の相手はフィリピンの「ネスティー・ペテシオ」選手。
2014年の世界選手権で銀メダル、2019年には金メダルを獲得している強敵でしたが、見事、判定勝ちを収めました。
判定の瞬間、リングの上で飛び上がて喜んだ姿が印象的でしたね。
大学4年生までボクシングは続けていくということですので、これからの活躍と、女子ボクシングを盛り上げてくれることを期待したいですね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
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