2021年東京オリンピックで、メダルを期待されている岡澤セオンについて気になっておられる方は多いのではないでしょうか。
初戦の相手は、インドの「クリシャン・ビカス」に決まりましたね。
なんと、ロンドン、リオに続いて3度目のオリンピックになる強敵です!
しかも、2020年東京五輪アジア・オセアニア予選の2回戦で岡澤セオンが負けた相手がこの「クリシャン・ビカス」なんです。
宿敵といいますか、運命といいますか、岡澤セオンが金メダルと取るためには越えなければいけない相手です。
その相手と一回戦で当たるなんて運命でしょう!岡澤セオンなら必ず勝てると信じています。
岡澤セオンは、2019年のアジア選手権で、日本人では36年ぶりとなるウェルター級で銀メダルを獲得しました。
すごい選手がでてきたな!と私も大注目している選手です。
最近では「ジャンクSPORTS」にも出演し、浜田さんにおねだりするシーンはとても親近感がわきましたね。
そんな大注目な岡澤セオン選手は、どこの国のハーフ?戦績は?など、気になる情報を紹介していきたいと思います。
岡澤セオンはガーナ人の父と日本人の母のハーフ
バスケットボールの八村瑠偉、テニスの大阪まおみ、陸上のケンブリッジ飛鳥選手など、ハーフアスリートが世界で大活躍している中、ボクシング界では岡澤セオン選手が注目を集めていますね。
父親はガーナ人で母親が日本人というアフリカ系日本人になります。
ハーフアスリートはなぜ運動能力に恵まれているのか?気になったことはありませんか?

規格外のスピード、パワー!そしてイケメン!本当に期待してしまいますね!!
父親はガーナに住んでいて、たまに連絡が来るそうですが、英語はあまり得意ではないので、たまに連絡を無視して怒られるそうです。”(-“”-)”

父親が言っていることがよくわからないって、どんな感じなんでしょうね。。
岡澤セオンがボクシングを始めたきっかけは?
小学1年生からレスリングを始め、小学1・2年の26Kg級で早々に優勝。
レスリングにのめり込み、山形大学附属中学校を卒業するまでの9年間レスリング一筋で汗を流しました。
しかし、レスリング部のない日本大学山形高等学校に進学していますので、レスリングは中学で辞める予定だったのだと思います。
進学した日本大学山形高等学校では、ラグビー部か陸上部に入ろうと思っていた時!
「人生の転機が訪れました!」
入学式当日、イカつい先輩に囲まれ、「ボクシング部に入れ!」と半強制的に入部させられたということです。(笑)

入学初日にこんなシチュエーションが待っているとは!
断れるわけがないですよね。。
きっかけは何にせよ、ボクシングと出会った岡澤セオン選手は、天性の運動能力でボクシング競技でもすぐに頭角を表していきました。
ボクシングを初めて1年で大会制覇!
世界で活躍しているボクサーのほとんどは、幼少期から英才教育を受けている選手が多い中、始めて1年足らずで山形県総合体育大会で優勝だなんで、マンガのようなエピソードですね!
それを可能にしたのが、小学1年生から始めた「レスリング」でしょう。
ボクシングとレスリングは、違うスポーツにみえますが、間合いの取り方や、瞬発力など共通するものが多くあります。
「ボクシングは打撃がすべて」と思われるかもしれませんが、強烈なパンチを打てるかどうかは、“下半身の強さ”にかかっています。

パンチは足で打つ!って言いますからね!下半身の強さ大事です!
このレスリングで鍛え上げられた下半身の強さと瞬発力こそが、岡澤セオン選手の強さの源になっているんですね。
でも、始めて1年で結果を出すなんて、異次元!なのは間違いないです。
岡澤セオンのプロフィール
名前 | 岡澤 セオン(おかざわ・せおん) |
本名:岡澤セオンレッツクインシーメンサ | |
生年月日 | 199年12月21日 |
年齢 | 25歳 |
出身地 | 山形県山形市 |
身長 | 179cm |
階級 | ウエルター級 64-69kg |
出身校 | 山形大学付属小-山形大学付属中-日本大学山形高-中央大学 |
勤務先 | 鹿児島県体育協会 ボクシング強化指導員 - INSPA |
オリンピック経験 | なし |
趣味 | カレー作り |
趣味のカレー作りでは、2020年7月に九州を襲った記録的な豪雨の時、少しでも力になれればと、カレーを振る舞い、募金を募ったそうです。

強さだけでなく、応援してくれている方への感謝の気持ちをしっかり持っている岡澤セオン選手の「人間性」に惚れますね!
本名は「岡澤セオンレッツクインシーメンサ」。
なんで“レッツクインシーメンサ”が入っていないかというと、高校でボクシングを始めた時、ボクシング連盟から「名前が長すぎて入力できない」と言われたのがきっかけだとか。。
岡澤セオンの戦績
2015年 | 山形県高校総体 ライト級 優勝 |
2015年 | インターハイ 5位 |
2016年 | 国体3位 |
2017年 | 国体2位 |
2018年 | 全日本選手権で初優勝 |
2019年 | アジア選手権 銀メダル 日本36年ぶりの快挙 |
2019年 | 全日本選手権で優勝 2連覇 MVP |
2020年 | 東京五輪アジア・オセアニア大陸予選 5位 五輪出場権を獲得 |
1位 パット・マコーマック(イングランド)
2位 ロニエル・イグレシアス(キューバ)
3位 アンドレイ・ザムコボイ(ロシア)
6位 岡澤セオン(日本)
岡澤セオン夢捨てきれずボクシングの道へ!
大学は中央大学に進学し、4年の時に国体のライトウェルター級で準優勝、全日本選手権3位というすばらしい成績を納めましたが、「世界が注目するスター選手」とまではいきませんでした。
「大学でボクシングを辞めるという母との約束!」
卒業後、都内企業から内定が決まっていたそうですが、思いを捨てきれず、ボクシングの道に進むことを決断!
ここが人生の大きな分岐点でした!
自分の可能性にかけた岡澤セオン選手は、鹿児島県体育協会が2020年の国体の成功をめざし指導員を募集しているという情報を聞きつけ、親にも話さず内定を蹴り、かばん一つで鹿児島に旅立つことになったのです。
岡澤セオンついに覚醒!!
通っているジムの荒竹会長の息子である荒竹一真(あらたけ・かずま)選手は、高校1・2年で、インターハイ、国体、選抜の5冠を達成した「九州の怪物」。
新型コロナの影響で大会が中止となり、8冠は達成することができませんでしたが、高校無敗の怪物です。

指導者や周りの練習生など、環境って成長にすごく影響しますよね!
高校野球なんて指導者で7割決まるって言いますからね!
この一真選手と共に練習を重ね、大きな刺激を受けたことで、2018年に開催された日本選手権で初優勝。
2019年のアジア選手権では、ウェルター級での日本選手として36年ぶりとなる銀メダル獲得!
そして、オリンピック代表を決める2020年東京五輪アジア・オセアニア予選で1回戦を突破し、オリンピック代表の切符を掴みました。
岡澤セオン試合の見どころは?
岡澤セオンが得意とする戦術が「アウトボクシング」です。
アウトボクシングとは、フットワークを使って相手との距離を取りながら、一瞬の隙を狙って攻撃するスタイルです。
「相手のパンチをもらわないところが一番の武器!」
アウトボクサーの代名詞である、元世界5階級王者のフロイド・メイウェザーを真似して練習に取り組んだそうです。
テレビでは、岡澤セオン選手が相手に押されて下がっているように見えるかもしれませんが、軽快なステップで相手の攻撃をかわし、攻撃に転じるところは必見です!

リーチの長さを生かし、間合いを取るのが得意な岡澤セオン選手にはとても合っている戦術ですね。
先日 出演した「ジャンクSPORTS」では、ダウンタウンの浜田さんに“オリンピックではパンチを1発ももらわずに金メダルを取ります!”と公約していますので、アウトボクシングに絶対の自信があることが伺えますね。
オリンピックに向けて
「始めはオリンピックなんて夢でしかありませんでした。」
結果を残すにつれて地元の応援も高まり「飲み屋の大将がご飯を作ってくれたり、近所の人が野菜をくれたり…。自分のためだけでなく、いろんな人に恩を返したい!」。
リラクゼーション施設やスポーツジム施設を運営するINSPAに所属している岡澤セオンですが、金銭面に余裕があるわけではなく、鹿児島市の飲食店やガソリンスタンド、建設会社など30社以上回ってスポンサー支援を受けることができました。
スポンサーの名前が全面に入ったTシャツを作り、温かい支援に感謝と誇りをもち、地域の期待を背負って五輪のリングに立つ。
狙うは「金メダル」!!!!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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