シャホビディン・ゾイロフ(Shakhobidin Zairov)という選手をご存じでしょうか?
2016年のリオオリンピック金メダリストであり、2019年世界選手権優勝、2021年に行われたアジア選手権でも優勝している、東京オリンピックで金メダル最有力候補なのがシャホビディン・ゾイロフです。
ウズベキスタンのモハメドアリと言われている選手なので、かなり強いですよ!
シャホビディン・ゾイロフの戦績や、wiki風プロフィール、オリンピックでのライバルなど、気になる情報を紹介していきます。

日本代表の田中亮明が、前回のリオオリンピック出場を阻止されたのが、このシャホビディン・ゾイロフです。とても強い選手なので要チェックです!
東京オリンピックで田中亮明と同じ階級になります。
勝ち進んでいけば、準決勝でシャホビディン・ゾイロフと対戦することになるので、田中亮明選手には何としても勝ち進んでもらいたいですね!観たいっ‼
シャホビディン・ゾイロフのwiki風プロフィール
シャホビディン・ゾイロフが7歳の時にボクシングを始め、はじめて参加した大会でいきなり優勝し、この優勝をきっかけにボクシングにのめり込み、瞬く間に力をつけていきました。
センスのある子は、この頃から別次元のパフォーマンスを見せますから、地元では有名なこどもだったことでしょう。

ウズベキスタンは前回大会のリオオリンピックで3つの金メダルを獲得しているボクシング大国ですねぇ。どのような環境で世界のトップ選手になったのか!気になりますね!
名前 | シャホビディン・ゾイロフ(Shakhobidin Zairov) |
生年月日 | 1993年3月3日 |
身長 | 170cm |
出身 | ウズベキスタン ガガン |
階級 | フライ級(52Kg) |
スタンス | サウスポー |
オリンピック経験 | リオオリンピック金メダル |
シャホビディン・ゾイロフが憧れるモハメドアリとは?
シャホビディン・ゾイロフが憧れ目標としているボクサーは、あの伝説のボクサー“モハメドアリ”だそうです。
モハメドアリは元世界ヘビー級チャンピオンで、ヘビー級とは思えない軽快なステップで相手をほんろうし、リングを完全に支配する姿は、全世界のファンを熱狂させました。
ボクシングに興味のない方でも一度はその名を聞いたことがあるでしょう!
リングサイドの追い詰められても、ノーガードで相手の攻撃をいともたやすく避けるリングの魔術師です!伝説です!

1976年、日本武道館でアントニオ猪木と異種格闘技戦を戦ったのも有名ですね!
そんなモハメドアリのようになりたいと、リング上では強さだけでなく、観客に楽しんでもらえるような”見せるボクシング”にも心がけているそうです。
特に相手の攻撃を軽快にかわすディフェンスは、モハメドアリをほうふつとさせます。
シャホビディン・ゾイロフの戦歴は?
なんといっても2016年リオオリンピックの金メダリストっていうのがすごいです。
23歳の時に金メダルを獲得し、東京オリンピックで2大会連続金メダルを狙っています。
オリンピックの金メダリストだけでなく、AIBA世界選手権っていうのは世界63か国が出場する大会ですから、常に世界の頂点に君臨している世界No1ボクサーってことです。
2016年 | リオオリンピック 金メダル |
2019年 | AIBA世界選手権 優勝 |
2021年 | ASBCアジア選手権 優勝 |
シャホビディン・ゾイロフのプロでのキャリアは?
シャホビディン・ゾイロフは、2018年6月にMTKグローバルプロモーションと契約しました。
MTKグローバルプロモーションは、アメリカやイギリス、キューバ、オーストラリアなど多くの国の選手と契約しているプロモーション会社になります。
プロ戦績は3戦3勝!
プロデビュー戦は、2019年4月5日、インドネシアのアンソニーホルトと対戦し、1R1分で早々にKO勝利を納めています。

アンソニーホルト選手には申し訳ないですが、オリンピック金メダリストとの力の差は歴然にありました。。対戦相手がかわいそう。。
プロ2戦目は、2019年5月18日にジョージア州のミシコシュビティゼと対戦。ことらも第1ラウンドからサンドバック状態で、開始1分でTKO勝利となっています。
プロ3戦目は、2019年7月12日にインドのサンディープシンバティと対戦しています。
この試合は、シャホビディン・ゾイロフの強さがわかる素晴らし試合です。
右ボディーへの連打、ディフェンス、スピード、どれを取っても一級品で、見ていてとても興奮しました。是非、ご覧になっていただければと思います。
Shakhobidin Zairox vs Sandeep Singh Bhatti
シャホビディン・ゾイロフが思うプロとアマの違いとは?
シャホビディン・ゾイロフは、プロ選手でありながら、なぜアマチュアにこだわるのか気になりますよね?
それは、アマチュアの方が多くの技術的スキルが必要であり、勝つのが難しいと考えているからだそうです。
アマチュアボクシングは3ラウンドで戦われるため、1ラウンド目から激しい攻防が繰り広げられます。(プロは10・12ラウンド)
そのため、高い攻撃力、防御力が必要となり、そのスキルがプロの世界にも生かせると考えているのでしょう。
プロの試合では、1ラウンドは様子見なんてことは普通ですが、アマチュアでは1ラウンド目からガンガン攻撃していきますので、見ている方も楽しいですし、興奮しますね!

東京オリンピックでのライバルは?
シャホビディン・ゾイロフにとっての最大のライバルは、インドの「アミットパンガル」でしょう。
アミットパンガルは、アジア競技大会 金メダル、AIBA世界選手権 銀メダルを獲得している実力者です。
2019年のAIBA世界選手権、2021年のASBCアジア選手権ともに、両者は決勝戦で顔を合わし、激闘の末、シャホビディン・ゾイロフが勝利していますが、試合内容としては、どちらが勝ってもおかしくない大激闘でした。
1位 アミットパンガル
2位 シャホビディン・ゾイロフ
また、この階級には日本代表の田中亮明もおり、2015年のアジア・オセアニア地区の五輪予選で、勝てばリオオリンピックの出場権を獲得できるという試合で、田中亮明を倒したのがシャホビディン・ゾイロフでした。
田中亮明にとっては宿敵の相手ですね!
5年前の屈辱を東京の地で晴らすのか!それとも、王者シャホビディン・ゾイロフがその強さを見せつけるのか!大注目の階級になりますので要チェックですね。
一体だれがフライ級で金メダルを獲得するのか?
シャホビディン・ゾイロフ、アミットパンガル、田中亮明の3選手に注目していただき、オリンピック観戦を楽しんでいただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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